2012年1月29日日曜日

ゴヤ 光と影

今日が最終日であったことを昨日思い出し、国立西洋美術館に見に行ってきました。

フェルメールの時は、気になった作品について綴りましたが、今日は作品全体を見て感じたことを綴ります。

最初に作品を見た時の第一印象は、絵画のタッチです。今までみた数多くの画家とは違っていて、乾いていて柔らかい印象を受けました。

作品はすべてゴヤのものでしたが、素描が多く、独特な作品名も目を引きました。

展示テーマは複数のセクションにより紹介されていますが、特に気になったセクションについて紹介します。

「悲惨な成り行き」のセクションでは、20もの作品が、主に戦争という悲劇への眼差しとして描かれていました。

そこには、人が理性を失い、人を挑発した結果、招いてしまった無意味な死がありました。

ゴヤは絵画を通して、痛烈な社会批判を、世に対して今でも訴え続けています。



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最終日、予想はしていましたが、午前中に行ったのにも関わらず混雑していました。ゆっくり見れたものではないですね。今日の反省点です。

階段

人は知らないうちに、ある階段を登っている。

そして、ある段数のところで、世の中を見ている。

それが今の景色だ。

その階段は、登っても、とどまっても、下ってもいい、特殊な階段だ。

当然上に上がれば、より遠くの景色が見えるし、下に下がれば遠くは見えないだろう。

ただし、どこの段数にいるべきだ、といったことはない。

登るには力がいるだろうし、下ることも何かしらの影響があるのかもしれない。

勝手に登っているときもあるし、下っているときもあるだろう。

この不思議な階段と、いつまでも付き合っていくのが人生。そんな気がする。

何段目で世界を見たいか?



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それにしても、人生とかについて書くのが好きですねぇ、自分。笑

2012年1月28日土曜日

ブルワーズ 青木宣親のメジャー移籍後の活躍を考える

青木がヤクルトからブルワーズに移籍しました。

ブルワーズはナリーグ中地区で去年地区優勝したチームです。(メジャーリーグは、アメリカンリーグとナショナルリーグの2リーグ制で、西地区、中地区、東地区があります。)

ネット等で情報を集めて、個人的に見所となりそうなポイントをまとめてみました。

(長いので、興味のある方のみ、オススメです笑)

まずは、青木選手の特徴、見所を簡単に綴りますと、日本で8年間の通算打率が.329の高打率を誇り、日本ではイチロー以来の年間200本安打を達成したこともある、日本屈指のヒットメーカーです。以上を踏まえて、以下に進みたいと思います。

1.出場機会
外野手の去年のレギュラーは、以下のような感じになります。
ブラウン(左翼)…トリプルスリー(3割30本30盗塁)+100打点を達成。
ハート(右翼)…20本塁打以上を計算できる。
モーガン(中堅)…3割程度の打率が期待できる。青木と同様のタイプ。
と、成績だけを見るとレギュラーが厳しいことがわかります。

ただし、ブラウンの薬物使用による50試合出場停止、ハートの一塁へのコンバートがあり得ますので、4月〜5月であれば比較的出場機会が得られるのではないかと考えます。

ただし、慣れない環境でどの程度できるかが未知数、かつ、外野には実績のあるゴメス、プロスペクト(有望株)のシェーファーがいますので、容易ではないでしょう。よって、シーズン序盤のメジャーリーグへの適応がポイントと考えます。

2.メジャーリーグへの適応
適応については、打撃、守備に分けて書きたいと思います。

<打撃面>
打率は、今年の打率(.292)マイナスαといった数字(.280)程度以上であれば、十分合格点をあげられると思います。
根拠ですが、今年の打率は飛ばないと言われた統一球での成績であり、日本よりも平均球速の速いメジャーリーグの投手と対峙した場合の数字に置き換えられると考え、+αはムービング系のボール(※)の打ち損じとしました。

※メジャーリーグでは、日本人の投げる綺麗な軌道のストレート(=フォーシームと言います)を投げる投手は少なく、シュート系のツーシーム、シンカー系のシンキング、スライドするカッター、沈むスプリットなど、ストレートの速さで変化するボールを操る投手が多いです。

本塁打と打点は、彼に期待するポイントではないと思いますので記載しません。
日本の安打製造機といわれる青木が、ムービング系の球種にどの程度早くアジャスト出来るかがポイントと考えます。日本人メジャーリーガーでは、イチローの次に打率が期待できる打者だけに、期待しています。

<守備面>
本拠地が神宮球場からミラーパークに変わります。重要なファクターは、中堅が+2m程度、両翼が+3〜4m程度広くなることに加えて、全面人工芝から天然芝に変わることでしょう。
肩はあまり強いほうではないので、守備範囲や守備率でどこまでアピールできるかがポイントと考えます。

3.総評
ブルワーズとは2年契約ですが、1年目の4月〜5月の期間にどれだけアピール出来るかだと思います。守備・走塁面は問題ないと思いますが、打撃面で与えられた短期間だけでも打率3割前後、出塁率3割4分程度を残せれば、生き残れるのではないかと思います。


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ブルワーズのある本拠地ミラーパークの名前にもなっている、ミラーはビールの製造会社で、ブルワー(brewer)は醸造者という意味だそうです。こんなポイントを知るのも楽しみの一つです。今回はある程度野球を知っている方向けの内容でしたが、色々試していきたいと思います。

2012年1月26日木曜日

ずっとは持ち続けられないとしても

テレビで、全盲の画家と、一人で歩く筋力が無くなってしまった女性と家族の話を見ました。

それを見て思ったことを綴ります。

僕には、同情するよりも大事にしたい思いがあります。

自分が持っている「普通」は、ある人にとっては願っても願っても手に入らないものだということ。

それを踏まえて、自分の「普通」を当たり前と思わずに感謝して生きるということです。

どんなことにも、表があれば、裏があります。

自分は表しかない、表しか関係がないとは思わずに、裏があることをしっかりと認識しつつ、与えられた表を全うする。

「普通」は、いとも簡単に当たり前に変化し、当たり前のことに感謝する気持ちを常に持ち続けているのは難しいことかもしれません。

究極の目標は常にですが、せめて、今日みたいにテレビか何かで触れたときだけでも、今述べたような気持ちを思い出せる自分でいたいと思います。

そう、時に思い出せば、その感情が自分の「普通」になっていくと信じて。



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今日は研修でした。明日も同様の研修です。明日は研修のことを少し綴る予定です。

2012年1月24日火曜日

プロフェッショナル

昨日、久々にNHKのプロフェッショナル 仕事の流儀を見ました。

この企業、やたらすげぇと思って見ていたら、googleでした。

心に残っているフレーズがあるので、ここで引用。(多少異なるかもしれませんが)

同じリスクを負うなら、世界を変えるリスクを選ぶ

この言葉が昨日から離れません。

レベルが違う。何段も何段も。

ただ、今の自分は階段を一段抜かしで上るのではなく、ただひたすら一段ずる上がるしかない。



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思い、思惑に揺られ過ぎ行くこの一生。変えられるのは自分だけ。

2012年1月22日日曜日

自分の至らぬ点

今日、雨が止んだ後の空気感は、自分の好きな空気感でした。

様々なことに思いを巡らせながらお散歩をしていて、自分の至らぬ点をふと思い出しました。

それは、どんな仕事にしても、自分がそれについて、多くを語るべきではないと言うことです。

どんな仕事にしても、一生懸命に頑張っている方々がいる限り、その仕事やその人のことを、何にも分かっていない自分が、あーだのこーだのと語る資格はないと気付きました。

一生懸命やってるんなら、それで良いじゃないか。

その人や仕事に対して、とても失礼なことだと思いました。

人に対して失礼だと思うことは、しないような生き方をしたい。

その引き出しは個人で違うと思いますが、自分の引き出しを常に見直し、更新して、意識して行動していく。

行動が伴っていなかったら、是非指摘してください。


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人生皆我が師であり、どんな人からも学ぶべきことがあるとエマーソンも言っています。人の至らぬ点を見つけるのではなく、良いところをどんどん見つけて、自分に活かせる部分は活かす。そういう姿勢をいつまでも忘れないでいたいです。

2012年1月21日土曜日

早く歩くこと、ゆっくり歩くこと

社会人になってから、「忙しい」という言葉を使わないように意識しています。

忙しいは心を亡くすと書くといいいます。

なので、私は立て込んでいるとか、バタバタしていると言う言葉を使うようにしています。

早く歩いているときは、同じ時間で多くのことに触れているときです。

そんなときにも、心は亡くさないでいたいと思います。

一方、ゆっくり歩いているときも当然あります。

ゆっくり歩いているときは、あまり多くのことには触れないかもしれません。

ただ、ゆっくり歩いているときこそ、見える景色があるはずです。

ゆっくり歩いているときは、そんな意識でいたいと思っています。


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と、ここまで書いてから、じゃあそのどちらでもないときはどうしているのか?と疑問が湧いてきました。普通のときが時間の大半な気もします。それを考えるのが、今後の課題かもしれません。
そういえば、忘れるも心から亡くすと書くんだなーっと。

2012年1月19日木曜日

風向き

風向きはよく変わるから厄介です。

良い風が吹いていると思っても、一転向かい風、悪い風、ぬるい風に変わってしまいます。

客観的に見ると、今は進みにくい風が吹いているかもしれません。

でも、よく思うと、どんな風のときでも少しずつ前に進めている事実に気がつきます。

今の向かい風にも逃げずに立ち向かうことで、いつかは向かい風が自分の追い風に変わってくれるはず。

信じるのは自由。

そんな気持ちで今日から進もう。


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今週はバタバタしていたせいもあり、久々の更新です。今日は久々に、走りにいって、片付けをして、湯船に浸かり、ご飯を食べるという日常の些事を楽しめています。おかげさまで気分も上向いてきました。

2012年1月15日日曜日

外国人の笑顔

今日、横断歩道を歩いていたときに、前から来る外国の方が笑顔で歩いていました。

笑顔の人をみると、こちらまで嬉しい気持ちになります。

外国の方が日本にきて、友人だったり、家族と中々会えない環境にいるとしたら、きっと淋しい気持ちになるはずです。

でも、そんな中で笑顔で歩いていたあの人。

きっと嬉しいことがあったんだな、良かったなと、こちらまで心が温かくなります。

笑顔だったり、嬉しい気持ちは伝染していく。

気持ちが落ちたとき、ふと周りの笑顔の人をみると、少しは気持ちが安らいで、元気を与えてくれるかもしれません。


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今日ブラジル料理を初めて食べたのですが、まぁお腹いっぱいになりました。お腹いっぱいになると、ある意味苦しいことによって嫌な気持ちを一瞬忘れるかも笑

教科書

教科書について、僕が思ったこと。

教科書に疑いをもたず、付き合い始めるのが小学生。

教科書から目を背けるのが中学生。

渋々教科書に向き合い始めるのが高校生。

教科書が正しいとは限らないと分かるのが大学生。

自分自身の教科書を作っていくのが、大人と言われる人たち。

自分の教科書作りは進んでいるのだろうか。


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本を読んである感想が芽生えて終わるのではなく、自分の教科書作りの糧とし、活かしたのはいつのときだろう?

2012年1月14日土曜日

フェルメールからのラブレター展

ふと、ぼーっと絵を眺めたい気分になり、今日は「フェルメールからのラブレター展」を観てきました。

やっぱり絵は良いですね。

今回気に入った作品のベスト3と、感想を綴りたいと思います。

ヨハネス・フェルメール <手紙を読む青衣の女>

17世紀のオランダの男は、船上で生活する人が多かったそうです。手紙を受け取るということは、メッセージは勿論ですが、残された女性にとって安否を確認する唯一の術となっていました。さらに、船上で手紙を出し、届くまでは約2年(!)を要したそうです。

このような説明文を読んだ後に作品を眺めると、初めに飛び込むウルトラマリンブルーの美しい発色(こちらは最近修復された)の次に、前述した背景を踏まえて観る女性の表情に吸い込まれます。

約2年も経ってようやく伝わる気持ち。それを読む女性…。思わず、身震いがしました。圧倒的な存在感、見応えがあります。

エドワールト・コリエル <レター・ラック>

今回の展覧会では人物を描いたものが多かったのですが、こちらは作品名のとおり、当時の手紙に関する物が描かれていました。絵を通じて、当時の生活に思いを巡らせることが出来る、絵の魅力が伝わってきました。

ヤン・デ・ブライ <アブラハム・カストレインとその妻マルハレータ・ファン・バンケン>

肖像画は個人的にそこまで好きではないのですが、これは印象に残りました。惹かれた点は、人物の背景に写っている地図です。地図ではアラビア海が描かれているそうです。(そこまで見えませんが…)
その地図が意味するものは、描かれている人物の広い視野であったり、見識を示しています。
細部までフォーカスして初めて見える世界、素敵です。


絵が素晴らしいと感じるのは、何百年経った今も、現代の人が観て感じることが出来ることだと思います。

昔の書物や言い伝えにより、当時のことを感じたりすることも出来ますが、絵は今でも直接訴えてきます。

モノを見る目は、人を見る目です。良いモノをこれからもどんどん見ていきたいと思います。


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フェルメールの作品は、いつ観ても光が差し込んだ部屋や照らされる人物の色合いの表現が素晴らしいです。3月14日までやっていますので、興味のある方は是非。

2012年1月11日水曜日

僕にいらないと思ったもの

さきほど、テレビを見て思ったこと。

そこには整形を繰り返した影響により、顔に異物が残ってしまった女性が映っていた。

その女性が外出する度に、陰口が聞こえてきたり、好奇の目で見る視線が浴びせられる。

確かに自業自得かもしれません。

また、見たくなくても、結果的にそのような目になってしまった人も、いると思います。

どう思うかは人それぞれですし、悪いことだと否定する気持ちも特にありません。

でも、僕は自分にだけはこう言います。

僕には人を白い目で見たり、好奇の目で見てしまうような心はいらない。


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課題図書を着々と消化中です。気分が高揚しているときは良いですが、気分が沈んだときにどうするか。様々な方法を試した結果、気分が乗らないときは読まなくて良いや。というスタンスに落ち着いている次第です。果たして今の気分はいつまで続くかな?

2012年1月10日火曜日

大人になること

私の好きな長田弘さんの詩にも、大人になった時はどういう時かを書いた詩があります。

残念ながら、これから綴るのはそんな立派なものではありません。


今日の出社時、幼稚園のスクールバスが目の前を通過しました。

あのスクールバスに乗っている子供達には、サッカー選手になりたいとか、看護婦さんになりたいとか、一人一人夢を持って生きているんだろうな…と思うとともに

大人は果たして一人一人が夢を持ち続けているんだろうか、夢と言わないまでも、何かになりたいといった将来の自分に、子供と同じくらい純粋な気持ちで思いを馳せることがあるんだろうか。

そう思いました。

夢を見るというのは、子供から大人にかけての特権で、大人になると、その権利が薄れていくような、そんな気がしています。

大人になって、夢を叶えることが出来た場合、出来なかった場合のどちらにしても、そこで何をするのか、今後どうして行きたいのかを考えなければならないと強く思いました。


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今日は定時で退社し、丸の内の丸善へ。読みたいと思う本が幸いにも4冊も見つかり、貰った図書カードでがっつり買ってきました。おい、お前積み本はどうした?という声が聞こえてきそうですが、積み本がいくらあっても買ってしまうこの気持ち、分かってくれる人がいるはずです…

2012年1月8日日曜日

あの雲のように、山の上でとどまるも良し。

あの雲のように、形を変えて移動するも良し。

雲は自分で進路を決められないけれど、

人間は自分で進路を決められる。

いろんな風に流されて、いつかは消えてなくなる雲。

学生までは、どちらかと言えば、吹く風に流されてきた。

これから先は、どんな風に乗って進むのだろう。

僕はどちらかと言えば、変幻自在に形を変えて、どこまでも飛んでいけたらいい。


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1月4日の出社時と、1月8日に富士で山の上の雲をみて思ったことです。

2012年1月5日木曜日

本当の休日

年始は、一泊二日で秋保温泉に行ってきました。

去年に引き続き、小学校のときの友達との旅行です。

今回の旅行でどんなことを感じるのか、どんなことを思うのかを、とても楽しみにしていました。

今、振り返ると、そこにはただ単純に、楽しかったという思い出しかありません。

気の合う友達と、何も考えずにその一瞬を楽しむ。

(もちろん、話をしているときは、ちゃんと考えているつもりです)

それが出来るのが、小学校の友達です。

何も感じなかったのではなく、良い意味で余計なことに思いを馳せることなく、心身ともに休めた本当の休日でした。

みんなに感謝。


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新年二日目にして、始業ぎりぎりに出社しました。改めて自分、ぬるいなぁと…。
とりあえず帰ってからIDEA HACKS!2.0を40Pほど読み、ブログ執筆に逃げ込みました。
ブログの設定を変えて、コメントを投稿できるようになったはずですので、何か引っかかったら笑、是非。

2012年1月4日水曜日

2012年1月4日時点の積み本

今日のタスクは積み本の整理です。

読んで消化するより、溜まっていくスピードが早くて笑

明記して、しっかり読もうかと。以下、主な物を列挙。


1. 最近買ったもの
武器としての決断思考 瀧本哲史
男の系譜 池波正太郎
燃えよ剣(下巻) 司馬遼太郎
男たちへ 塩野七生
真夜中の手紙 宮本輝
采配 落合博満
プロジェクトマネジメント標準PMBOK入門 広兼修
IDEA HACKS! 2.0
金持ち父さん貧乏父さん ロバート・キヨサキ

2. そろそろ読み終わりたいもの
大河の一滴 五木寛之
ザッポス伝説 トニー・シェイ
プロフェッショナルの条件 P.F.ドラッカー

3. 結構長い間放置されてて可哀想なもの
一流たちの修業時代 野地秩嘉
大局観 羽生善治
論語と算盤 渋沢栄一
無駄に生きるな熱く死ね 直江文忠
冬の夢 スコット・フィッツジェラルド
ファントム・ピークス 北林一光
「知の衰退」からいかに脱出するか? 大前研一
自助論 S.スマイルズ
夢を叶える夢を見た 内館牧子
言葉の力 猪瀬直樹

4. いつか再チャレンジするもの
羊の歌 加藤周一
続 羊の歌 加藤周一

1ヶ月ごとに棚卸しをしたいと思います。


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年始の旅行の気付きや、話したこと、思った事など、まだまだ自分で整理出来ていないことが沢山あります。それはまた後日。

2012年1月3日火曜日

星空

年末、満天の星空を見た。


東京の夜空で活躍するオリオン座、冬の大三角形、北斗七星は勿論のこと、満天の星空では、名前の知らない星たちが大活躍していた。


そんな星空も、電灯の下では本来の姿が全く見えなくなってしまった。


本当は存在しているものが見えなくなってしまった時、


そこには何か、視線を遮るフィルタのような物がないか、何かを通して物事を見ていないか、確認したい。




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日光の中禅寺湖に行ってきました。華厳の滝や日光東照宮を見てきました。東照宮の三猿は、「見ざる、聞かざる、言わざる」が有名ですが、実はそれが全てではありませんでした。これも、三猿=「見ざる、聞かざる、言わざる」といった固定観念というフィルタを通してみていたら、気付かなかったかもしれません。

2012年1月2日月曜日

パレットの色

夜にお散歩をしてて、ふと思ったこと。

世の中には、実に多数の色が溢れているという、当たり前の事柄。


建物の色、道路の色、看板の色、ポストの色、空の色…


世の中(パレット)には無数の色がある。

人の気持ちも色で例えられる気がした。


人の思いや気持ちにも、数え切れない数の色がある。

人という土台(パレット)にある無数の色が、自分を表現してくれる。

無数の色を、大雑把に色の三原色と、それ以外の色に分けてみた。

きっと、色の三原色は、自分の根幹をなす色。信条であったり、自分の指針であったり…。

その色は、多少他の色が交じっても、変わらない色。

必ず持ち続けていたい色。


それ以外の色は、他の色が交わると、時には変化する色。

変化する事は、悪いことじゃない。変えて良い部分、より良くなる部分は、どんどん変わったら良い。


自分のブレない色を大切にしつつ、色んな色の変化を楽しみ、日々を過ごしていきたい。




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日本人メジャーリーガーの群像を見ていたら、こんな時間に。観客の視点が一点にフォーカスされてしまう危険性があることは、忘れずに覚えておきたい。

2012年1月1日日曜日

年明け

明けましておめでとうございます。

新年と共に、ブログのスタートです。

年越し、新年を迎える瞬間には、人の気持ちを前向きにさせてくれるような、嬉しい気持ちにさせてくれるような力がある気がしました。

2011年の東日本大震災で、私自身色々な事を考えさせられました。

せめて、今の前向きな気持ちで、起こってしまった災禍がもたらした影響を前向きに捉えるとするならば、人々が生きるという事について、人生の流れの中で、一人一人が自分に出来ること、やらなければならない事を真剣に考える機会が与えられたことかなと思います。

前向きに、かつ、すぐ側には幾らでも哀しい現実があるという事を忘れずに、これからの2012年を過ごせていけたら良いかなと思います。

良い年明けを。

良い年になりますように。

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早速近所の神社に初詣に行き、おみくじを引いたら末吉でした。勉学の部分は、まだまだ努力が足りないと、ずばり的確な指摘を…。
ふとした瞬間に感じた思いは一過性に過ぎないように、これから日々を綴っていきたいです。