2012年1月28日土曜日

ブルワーズ 青木宣親のメジャー移籍後の活躍を考える

青木がヤクルトからブルワーズに移籍しました。

ブルワーズはナリーグ中地区で去年地区優勝したチームです。(メジャーリーグは、アメリカンリーグとナショナルリーグの2リーグ制で、西地区、中地区、東地区があります。)

ネット等で情報を集めて、個人的に見所となりそうなポイントをまとめてみました。

(長いので、興味のある方のみ、オススメです笑)

まずは、青木選手の特徴、見所を簡単に綴りますと、日本で8年間の通算打率が.329の高打率を誇り、日本ではイチロー以来の年間200本安打を達成したこともある、日本屈指のヒットメーカーです。以上を踏まえて、以下に進みたいと思います。

1.出場機会
外野手の去年のレギュラーは、以下のような感じになります。
ブラウン(左翼)…トリプルスリー(3割30本30盗塁)+100打点を達成。
ハート(右翼)…20本塁打以上を計算できる。
モーガン(中堅)…3割程度の打率が期待できる。青木と同様のタイプ。
と、成績だけを見るとレギュラーが厳しいことがわかります。

ただし、ブラウンの薬物使用による50試合出場停止、ハートの一塁へのコンバートがあり得ますので、4月〜5月であれば比較的出場機会が得られるのではないかと考えます。

ただし、慣れない環境でどの程度できるかが未知数、かつ、外野には実績のあるゴメス、プロスペクト(有望株)のシェーファーがいますので、容易ではないでしょう。よって、シーズン序盤のメジャーリーグへの適応がポイントと考えます。

2.メジャーリーグへの適応
適応については、打撃、守備に分けて書きたいと思います。

<打撃面>
打率は、今年の打率(.292)マイナスαといった数字(.280)程度以上であれば、十分合格点をあげられると思います。
根拠ですが、今年の打率は飛ばないと言われた統一球での成績であり、日本よりも平均球速の速いメジャーリーグの投手と対峙した場合の数字に置き換えられると考え、+αはムービング系のボール(※)の打ち損じとしました。

※メジャーリーグでは、日本人の投げる綺麗な軌道のストレート(=フォーシームと言います)を投げる投手は少なく、シュート系のツーシーム、シンカー系のシンキング、スライドするカッター、沈むスプリットなど、ストレートの速さで変化するボールを操る投手が多いです。

本塁打と打点は、彼に期待するポイントではないと思いますので記載しません。
日本の安打製造機といわれる青木が、ムービング系の球種にどの程度早くアジャスト出来るかがポイントと考えます。日本人メジャーリーガーでは、イチローの次に打率が期待できる打者だけに、期待しています。

<守備面>
本拠地が神宮球場からミラーパークに変わります。重要なファクターは、中堅が+2m程度、両翼が+3〜4m程度広くなることに加えて、全面人工芝から天然芝に変わることでしょう。
肩はあまり強いほうではないので、守備範囲や守備率でどこまでアピールできるかがポイントと考えます。

3.総評
ブルワーズとは2年契約ですが、1年目の4月〜5月の期間にどれだけアピール出来るかだと思います。守備・走塁面は問題ないと思いますが、打撃面で与えられた短期間だけでも打率3割前後、出塁率3割4分程度を残せれば、生き残れるのではないかと思います。


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ブルワーズのある本拠地ミラーパークの名前にもなっている、ミラーはビールの製造会社で、ブルワー(brewer)は醸造者という意味だそうです。こんなポイントを知るのも楽しみの一つです。今回はある程度野球を知っている方向けの内容でしたが、色々試していきたいと思います。

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